人気ブログランキング | 話題のタグを見る
かなり、ヒヤッと
かなり、ヒヤッと_e0054231_2044162.jpg一日一日、冬らしくなってきた。
左の写真は、今朝の愛車のフォグランプ付近の氷。
しばらく走っても、全く溶ける気配は無い。

さて昨夜の事、間一髪、一歩間違ったら子供を危めていた。
久しぶりに、焦った。
北美原温泉で暖まった帰り道、赤川通りを南下していた。田家交差点、19時頃の事。
午後からの歩道に積もった雪を、車道に投げている大人2~3人と子供1人がいた。
子供が勢いよくスコップを滑らせる。スコップが子供の手を離れて、
そのまま車道に投げだされた。スコップは雪の上を滑り、車道にまかり出た。

歩道側車線を走っていた。目の前にスコップが来たと感じた。
今、冷静に振り返れば、15~20m先だったかもしれないと思うが、
その時には「すぐ目の前」、10m以内に見えた。

スピードは、40kmは出ていないが、30km以上は出ていたと思う。
すぐ左はガードレールだったが、すぐに方向転換は出来ない。方向転換出来ると推測される
地点にはガードレールがなく、雪かきの人達がいる。
右の追い越し車線には車が走っている。

つまり、方向は真っ直ぐのまま、緊急に車を停めるしかない、
スコップは最悪踏み潰しても仕方ない、判断した。
その間、僅か0.1~2秒程度だったと思う。同時にブレーキをポンピングし始めていた。
と同時に、想定外のことが目の前に展開された。

子供が、スコップを回収せんと、道路に走り出てきたのだ。
「ダメだ」と思った。目をつぶりたい気持ちだ。でも、逆に視線は子供に釘付けだ。
ガガガー、ABSが作動している。約50cm手前で、何とか車は止まった。
その一瞬前に、スコップを回収した子供は、歩道に戻った。

頭の天辺からコメカミや耳の後ろあたりにかけて、ヒンヤリとした感覚を覚える。
「血の気が引く」と言われる感覚なのだろう。
胸が締め付けられて、痛い。心臓の鼓動が聞こえた(気がした)。

助手席の窓を開けて、親子を一喝すべきだったが、自分自身のショック状態で余裕がなく、
睨みつけただけで、走り去った。後ろの車もよく止まってくれたものだ。
バックミラー越しには、後方車のヘッドランプが視認出来なかったので、
50cm以内で止まったのだろう。感謝だ。

なんてタイミングだ、と思うと同時に、まだ良かったツイている、と考える。
もし、子供が足を滑らせたら。。。
もし、実際より5m先を走行していたら。。。
もし、実際よりスピードが5km速かったら。。。
もし、後ろの車が追突してきていたら。。。。

いずれにしても、今この記事を書ける状況には無かった筈だ。
歩道の子供には気をつけよう。
by m_warekatte | 2005-12-11 21:52 | 函館では
<< 燗たのし 降りしきる雪 >>