一日一日、冬らしくなってきた。
左の写真は、今朝の愛車のフォグランプ付近の氷。 しばらく走っても、全く溶ける気配は無い。 さて昨夜の事、間一髪、一歩間違ったら子供を危めていた。 久しぶりに、焦った。 北美原温泉で暖まった帰り道、赤川通りを南下していた。田家交差点、19時頃の事。 午後からの歩道に積もった雪を、車道に投げている大人2~3人と子供1人がいた。 子供が勢いよくスコップを滑らせる。スコップが子供の手を離れて、 そのまま車道に投げだされた。スコップは雪の上を滑り、車道にまかり出た。 歩道側車線を走っていた。目の前にスコップが来たと感じた。 今、冷静に振り返れば、15~20m先だったかもしれないと思うが、 その時には「すぐ目の前」、10m以内に見えた。 スピードは、40kmは出ていないが、30km以上は出ていたと思う。 すぐ左はガードレールだったが、すぐに方向転換は出来ない。方向転換出来ると推測される 地点にはガードレールがなく、雪かきの人達がいる。 右の追い越し車線には車が走っている。 つまり、方向は真っ直ぐのまま、緊急に車を停めるしかない、 スコップは最悪踏み潰しても仕方ない、判断した。 その間、僅か0.1~2秒程度だったと思う。同時にブレーキをポンピングし始めていた。 と同時に、想定外のことが目の前に展開された。 子供が、スコップを回収せんと、道路に走り出てきたのだ。 「ダメだ」と思った。目をつぶりたい気持ちだ。でも、逆に視線は子供に釘付けだ。 ガガガー、ABSが作動している。約50cm手前で、何とか車は止まった。 その一瞬前に、スコップを回収した子供は、歩道に戻った。 頭の天辺からコメカミや耳の後ろあたりにかけて、ヒンヤリとした感覚を覚える。 「血の気が引く」と言われる感覚なのだろう。 胸が締め付けられて、痛い。心臓の鼓動が聞こえた(気がした)。 助手席の窓を開けて、親子を一喝すべきだったが、自分自身のショック状態で余裕がなく、 睨みつけただけで、走り去った。後ろの車もよく止まってくれたものだ。 バックミラー越しには、後方車のヘッドランプが視認出来なかったので、 50cm以内で止まったのだろう。感謝だ。 なんてタイミングだ、と思うと同時に、まだ良かったツイている、と考える。 もし、子供が足を滑らせたら。。。 もし、実際より5m先を走行していたら。。。 もし、実際よりスピードが5km速かったら。。。 もし、後ろの車が追突してきていたら。。。。 いずれにしても、今この記事を書ける状況には無かった筈だ。 歩道の子供には気をつけよう。
by m_warekatte
| 2005-12-11 21:52
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