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酒の履歴書 ③
大学に入ってからの一番大きな変化は、ビールへの傾倒である。
高校までは、旨味の感じられない苦味しか、感じる事が出来ず、全く興味も湧かなかった。

大学では何故か(と言っても自分の意志なのだが)合唱団に入ったのだった。
理由は、兎に角多くの友人を作りたいと考えた事、人数の多い部としては他に
吹奏楽や英語のクラブがあったが、楽器は出来ないし英語は勉強したくないし、
合唱なら元手不要、という安易な考えだった。
オクテだった少年としては、女性の比率が多い事も、無意識の内に
理由になっていた可能性もある。

早速、脱線してしまった。初めて先輩に連れられていった居酒屋で、大ジョッキを飲む。
正直あまり美味いとは感じなかった。
それがいつの間にか、ガブ呑みするようになったのは、自分でも驚きだ。
何かきかっけがあったのか、段々と美味くなったのか、今や記憶が定かでないが、
大学1年の夏には、酒屋で買ったレギュラー缶を、
その場で一気に飲み干していた記憶がある。

それも、意識して一気しようとしたのではなく、
その当時の我には普通に自然に一気になった。
「レギュラー缶」というのは、日本人が美味しく一息で飲むのに丁度良いビールの量、
なのだと、大真面目に解釈していたのだった。
by m_warekatte | 2005-10-19 23:57 | 酒の履歴書
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