人気ブログランキング | 話題のタグを見る
こなひき小屋のバタール
日曜日の事。夕食は、江戸老舗めぐりで買い求めた「銀だらの西京漬」の予定だった。
しかし、スズボク後に湧き水を汲みに行く途中、
通りかかった七飯の「こなひき小屋」の駐車場が、珍しく空いていた。

早速、突入してお店に入ると、バタールのこんがりとした風味が漂っていた。
我は薄味であると同時に、香りにもウルサイほうだ(酔っ払ってなければ)。
その瞬間、夕食の予定であった「銀だらの西京漬」は、
見事なまでに頭の中から消し去られる。

奥さんと夕食メニューの変更につき、急遽協議する。バタールに合うメニュー候補として、
ノイフランクのウィンナー類とシチュー系が挙がる。比較的すんなりとシチュー系に決定し、
更にしばらく封印していた、南米はチリのイスラ・デ・マイポ社のカヴェルネ・ソーヴィニョンを
開ける事も、合わせて決定する。
こなひき小屋のバタール_e0054231_2174346.jpg

バタールを切る。ヘタをすれば口の中を切りそうな、カリカリで固いフランスパンが
好きな方には、やや物足りないかもしれないが、逆に言えば食べやすい。
中はフカフカして、シンプルなパン本来の味わいがある。全ての食物に共通するが、
味と食感のバランスがあって、はじめて美味いと感じるものだ。

このバタールは、そのバランスがよく美味い。
但し、美味いと言っても、あくまでシンプルな味。
バタールはあくまでメインを惹きたてる為の、言わば脇役的存在であり、
あまり出しゃばり過ぎてもいけない。

こなひき小屋のバタール_e0054231_2183837.jpg
赤ワインがまた美味い。東京地区を中心に店舗展開する
「成城石井」が直輸入しており、
我の知る限りでは他では手に入らない。
ワインも他の酒同様、大枚はたけば美味いものが飲めるが、
一般庶民としてはコストパフォーマンスを重視する事となる。
このワインは、大抵¥1,300前後で買い求めることが出来る。
この価格帯の赤ワインとしては、頭一つ抜きん出ていると思う。

しっかりとボディーがあるが、決して重過ぎず、かと言って安っぽさを感じるような
軽さもない。口に含む前と喉を通した後に、芳しい香りがあり、でも余計な後味を残さず、
メイン料理を邪魔しない。

ワインに話題が逸れたが、バタールと一緒に買ったバターロールも美味かったことを
付け加えておこう。
by m_warekatte | 2005-09-14 21:17 | テイクアウト大好き!
<< サンマの豊漁  大胆に挑発する木!? Part2 >>