週末の・・・に先立ち
e0054231_2131379.jpg夕刻、まだ雨は止みきらず、道路が乾くことはなかった。
相変わらず、風は強い。
こんな時に行くべき温泉は、あまり迷わない。
車を空港方向に走らせる。元々雨で視界が悪い上、
寝不足も手伝い、視野は狭く感じられる。
キモチの中では、既に大きな波の音が聞こえていた。

流石に連休とあって、駐車場に車が多い。
漁火館に行く時は、必ず18時過ぎを狙う。宿泊客の皆さんの夕食タイムだ。
ところが今日は日帰り客も多く、4つしかない洗い場は、すぐに一杯になってしまう。

今日の湯は温め。日によって違う。
源泉に依存しているのか、水入れるお客さんがいるからか、はわからない。

露天に出る。ここには屋根があるから、雨の心配がある時に良い。
更に風の強い日の波の音は、自然の力に畏敬の念を抱かせてくれる。

とても液体が奏でる音とは思えない。
夥しい量の、塊の如き土砂を、それでもビクともしない巨岩にぶつけたような音。
「ザー」ではなく「ドーン」という波の音。これを聴きながら、湯に浸かる。

我の後に若者が2人、露天に来た。しばらくして一人が、
「しぃーらかば~っ、あぁおぞぉ~ら♪」と、何故か北国の春を歌いだした。

あまり上手とは言えないその歌声に、隣の女性露天から聞こえていた
にぎやかな話し声がピタリと止まる。
でも、若者は何も動ずることなく歌い続けていた。
波の音をバックにした、見知らぬ若者の歌が、味のある歌に聞こえた。

帰り道は、そのルート上、惣菜やさんの「くりや」に寄らざるを得ない。
久しぶりだ。コロッケか唐揚げか、刹那迷った後、唐揚げを買う。
車に乗ったその瞬間から、芳しい香りが車内に充満する。

温泉と唐揚げで元気になった。単純だなぁ。
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by m_warekatte | 2006-10-08 21:32 | 温泉大好き!
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